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近視は治すことができない

近視は、一般的に成長期に伴う眼軸長の変化や、近業中心の生活における環境的要因などが複雑に絡み合って、進行するとされています。近視の原因がはっきりしていない以上、近視を予防したり、進行を抑制することは困難です。
また、近視は目の構造の変化から起こる屈折異常の一種であり、一度近視の状態になるとこの屈折異常を「治す」ことができません。
しかし、近視となった目の状態はそのままでも、いくつかの方法で屈折異常を「矯正する」ことは可能です。

  1. 凹レンズを使用する。(メガネ、コンタクトレンズ
  2. メスやレーザーを使用して角膜の形状を変える。(RKPRKレーシックetc...)
  3. 特殊なコンタクトレンズを使用して角膜の形状を変える。(オルソケラトロジー
  4. 眼内や角膜にプラスチックのリング片を挿入する。(フェキックIOL、ICRS)

以上、近視の矯正方法は現在のところ4種類といわれています。これ以外にもトレーニング法や器具がありますが、医学的に効果は認められていません。

視力回復トレーニング

日本では、超音波や低周波を使用したマッサージなど、さまざまな「視力回復トレーニング」で近視が治るという話をよく耳にしますが、残念ながらこの方法で治るとしたら、近視ではない「偽近視(仮性近視)」のみです。
超音波や低周波を外部から当てると、血行が良くなり毛様体筋の緊張をほぐすことで、偽近視を改善することが可能かもしれません。しかし軸性近視のように、眼軸が伸びてしまった状態では、超音波や低周波では治りません。
偽近視を本当の近視と勘違いすると、このような視力回復トレーニングをうけて視力が上がったときに、近視が治ったと錯覚してしまうのです。

視力回復トレーニングは、あくまで前述の「環境説」ありきの話です。どうしても視力回復のためにいろいろ試したい方は、視力がさらに悪くなることはないと思いますので否定はしませんが、民間療法の域を超えるものではありません。

視力回復器

緑色の対象物遠くを見ることは、目を酷使した後など眼精疲労の症状を和らげますので、時には必要です。また、緑色の対象物を見ることでも、「色収差」の関係で遠くを見ているのと同じ状態になります。
色収差とは、レンズを通したときに起きる屈折率の違いによる色ずれのことで、緑色は他の色と比べて比較的屈折率が高いため、調節力が少なくピントが合わせやすいのです。逆に赤色は、屈折率が低く調節機能を刺激するので目が疲れやすくなります。

レッドグリーンテストよくメガネやコンタクトレンズを作成するときの視力検査で、赤と緑の背景にそれぞれ黒く書かれた二重丸を見せられることがあります。店員に「どちらの二重丸がはっきり見えますか?」と聞かれ、近視の方はほぼ全員「赤色」と答えます。
これは、緑色の方が赤色より屈折力が大きく網膜より手前にピントが合うため、背景緑の黒円がぼやけて(背景赤の黒円の方がはっきり)見えるからなのです。ちなみに視力に応じたメガネやコンタクトレンズを装着すると、両方とも同じ濃さに見えます。

この原理を利用した「視力回復器」と称した器具も売られています。これらのほとんどは、赤と緑の光が交互に点滅する仕組みになっています。赤と緑の光を交互に見せることで、毛様体筋に強制的に外部から刺激を与えることで、機能を改善させようとします。
しかしこのような器具も、視力回復トレーニングと同様、偽近視に効果が期待できるかもしれませんが医学的な根拠はありません。ましてや広告など謳ってある「近視は治る!」ということはありえないのです。

近視を矯正する方法は、前述のように4通りですが、その中の「メガネについて」説明していきます。



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