近視矯正の選択基準
近視矯正の方法にはたくさん選択肢があることがわかりました。しかしどれも一長一短で自分にとってどの方法が最適であるのか迷う方も多いと思います。
近視矯正の歴史を振り返ると、メガネ→コンタクトレンズ→近視矯正手術となりますが、コンタクトレンズが広まってもメガネがなくならないように、たとえ今後近視矯正手術が広く定着したとしてもメガネやコンタクトレンズがなくなることはないでしょう。
近視矯正方法を選択する基準として、近視の度合いの他にも年齢、見た目を気にする方、さらには職業や金銭面によって左右されます。
年齢や美容の面で選択
美容の面で選択すると、メガネよりコンタクトレンズや近視矯正手術が優れているといえます。近視の方にとって悩みになりがちなのが、メガネをかけるということです。もちろんメガネをかけることに抵抗のない方もいらっしゃいますが、特に小学生などには心理的な負担がかかることが多いと考えられます。しかし、近視矯正手術は適応外であり、コンタクトレンズも取扱いが難しいため、小学生まではメガネを選ぶことをおすすめします。
コンタクトレンズは中学生頃から選択肢に入ってきます。近視矯正手術は、眼球の成長が止まる20歳以降で行なうことができます。
金銭面で選択
もし美容の面が優先されるなら、まずはコンタクトレンズをおすすめします。コンタクトレンズは使い捨てタイプのものが登場してからは、現在の近視矯正のシェアを大きく伸ばしています。
しかし金銭面から考えると、実は近視矯正手術よりもコンタクトレンズはコストがかかるのです。
例えば、1日使い捨てタイプのもので片眼1ヶ月分(30枚)が約3,000円とすると、両眼で年間72,000円、5年以上使用し続けると近視矯正手術の費用を超えてしまうのです。もちろん、レンズの価格もまちまちで、手術費用も自由診療のためクリニックによって幅がありますが、いずれにせよ長期的に考えるとコンタクトレンズが割高となります。
職業上の理由
近視矯正手術の中でも特にレーシックに関してですが、職業上の理由で選択される方も多くいらっしゃいます。スポーツ選手などはレーシックが適しています。特にサーファーやダイビング、水泳など水の中に入ることが多い人は、メガネやコンタクトレンズは不向きです。同じ理由で消防隊員や自衛隊員もレーシックを多く受けられています。
また、スチュワーデスは機内でメガネをかけることが禁止されています。コンタクトレンズでは長時間勤務の場合機内が乾燥して不便なため、レーシックを受けられる方が多いようです。
その他、選択する基準として効果やリスクなどが挙げられますが、これは後述します。いずれにせよ、どの選択をするにしても眼科医にしっかりと相談することをおすすめします。
以上、近視矯正の選択肢について述べましたが、この中でも特に近視矯正手術にスポットを当ててみます。一口に近視矯正手術といってもさまざまな種類があります。
続いては「近視矯正手術の変遷」をご覧ください。